豪華キャスト集結の撮影が本格始動
世界的なポップスターでありアカデミー賞受賞女優でもあるレディー・ガガと、『スター・ウォーズ』シリーズで知られるアダム・ドライバーが主演を務める映画『ハウス・オブ・グッチ』の撮影が、イタリア・ミラノで本格的に開始されました。リドリー・スコット監督が手掛けるこの話題作は、ファッションブランド「グッチ」の創業家をめぐる実話を基にしたドラマ作品として注目を集めています。
現地時間の先週、ミラノ中心部の歴史的建造物を利用した撮影セットでは、レディー・ガガが1995年に殺害されたグッチ家の相続人パトリツィア・レッジャーニ役として、アダム・ドライバーがグッチ三代目経営者マウリツィオ・グッチ役として、共演シーンの撮影に臨んでいる様子が多数のメディアによって報じられました。特にガガは役作りのため、当時のパトリツィアを彷彿とさせるヴィンテージ風の衣装と特徴的なブロンドヘアスタイルで現場に現れ、関係者を驚かせたとのことです。
リドリー・スコット監督の熱意と作品背景
『グラディエーター』や『マーベニック』で知られる名匠リドリー・スコット監督は、このプロジェクトについて「ファッション界を揺るがした衝撃的な事件の人間ドラマに焦点を当てる」とコメントしています。実際の事件では、グッチ家の後継者マウリツィオ・グッチが元妻パトリツィアによって雇われた殺し屋によって射殺されるという衝撃的な結末を迎えています。
製作陣によれば、映画ではグッチ家の栄光と没落、そして悲劇的な事件に至るまでの人間関係の複雑さを、史実を基にしながらも劇的な要素を加えて描くとのこと。特にレディー・ガガ演じるパトリツィア・レッジャーニのキャラクター造形には重点が置かれており、単なる悪役としてではなく、愛と執着の狭間で苦悩する女性としての深みが表現される予定です。
撮影スケジュールと今後の展開
現在のところ、ミラノでのロケは約3週間の予定で進められており、その後ローマやフィレンツェなどイタリア各地での撮影が計画されています。特にグッチ家ゆかりの地であるフィレンツェでの撮影では、実際のグッチ本社や創業者の邸宅などがロケ地として使用される可能性が高いと報じられています。
配給元の米メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)によれば、公開時期は2022年後半を予定しており、すでにアカデミー賞を意識したキャンペーンが計画されている模様です。レディー・ガガにとっては『アリー/ スター誕生』に続く演技派女優としての地位を確固たるものにする作品として、またアダム・ドライバーにとってもドラマティックな役柄で新たな一面を見せる作品として、業界関係者の間で大きな期待が寄せられています。
ファッション映画としての注目点
『ハウス・オブ・グッチ』は単なる伝記映画ではなく、1990年代のイタリア高級ファッション界を舞台にしたファッション映画としての側面も強く持っています。このため、衣装デザインには実際のグッチアーカイブを参照した本格的なアイテムが使用され、当時のファッションを忠実に再現する予定です。
特にレディー・ガガの衣装には、パトリツィア・レッジャーニが実際に着用していたデザイナー服やアクセサリーを再現したものが多数含まれており、ファッション史の専門家も監修に参加しています。映画公開時には、これらの衣装がファッション業界で大きな話題を呼ぶことは間違いないでしょう。
