アートと自然が織りなす香りの物語
スペイン発のラグジュアリーブランド、ロエベは2023年、『レインボー ボタニカル コレクション』フレグランスの新たなキャンペーンを公開しました。このキャンペーンでは、ポートレート写真とオランダ人アーティストであるニコラ・クロスターマン氏による静物コラージュを組み合わせ、ロエベのフレグランスが持つ類まれなクラフトマンシップ、自然への畏敬、そして創造性の巧妙な融合を視覚的に表現しています。
ニコラ・クロスターマン氏のアートディレクション
現代アートシーンで注目を集めるニコラ・クロスターマン氏は、伝統的な静物画とデジタルコラージュを組み合わせた独創的なスタイルで知られています。今回のキャンペーンでは、ロエベの象徴的な四角形ボトルと断片的な植物要素が見事に融合。アーティストの特徴的な表現手法により、フレグランスボトルが自然の一部として再解釈され、鑑賞者に新たな美的体験を提供します。
特に注目すべきは、クロスターマン氏が手がけたコラージュ作品における色彩の扱いです。鮮やかなレインボーカラーと繊細な植物の質感が、ロエベのフレグランスが持つ多層的な香りを視覚化しています。このアートワークは、単なる商品プロモーションを超え、現代アートと商業デザインの境界を曖昧にする試みとしても高く評価されています。
ボタニカルコレクションのコンセプト
『レインボー ボタニカル コレクション』は、ロエベが長年追求してきた「自然との対話」をテーマに開発されたフレグランスシリーズです。各フレグランスには、地中海地域の野生植物や希少なハーブが使用されており、香りの専門家チームによって丁寧に調合されています。
2023年コレクションでは特に、持続可能な調達に重点を置き、環境負荷を最小限に抑えながら最高品質の原料を使用しています。この取り組みは、ロエベの「Responsible Innovation」というブランド理念にも通じており、単なる香りではなく、倫理的消費を意識した現代的なラグジュアリーを提案しています。
キャンペーンイメージの象徴性
キャンペーンイメージで繰り返し登場する四角形のボトルは、ロエベのデザイン哲学を体現しています。直線的でモダンな形状は、伝統的な香水瓶のデザインとは一線を画し、ブランドの革新的な精神を表現。一方、コラージュ作品に散りばめられた植物要素は、フレグランスに使用されている天然成分へのオマージュとなっています。
この視覚的対比は、人工と自然、伝統と革新、形と無形といった二元論を超えた調和を象徴。ロエベが提案する「現代的なエレガンス」の本質を、香りだけでなく視覚的にも伝えることに成功しています。
2023年コレクションのラインナップ
2023年の『レインボー ボタニカル コレクション』では、7つの異なる香りがラインアップされています。各フレグランスは色分けされており、香りの特徴と視覚的イメージが連動するように設計されています。
- エアリア ローズ - 繊細なダマスクローズとミネラルノートの調和
- アンバー マグノリア - 温かみのあるアンバーとマグノリアの華やかさ
- アクア マリーン - 爽やかなシトラスノートと海藻の塩気
- エメラルド ヴァーベナ - 深みのあるグリーンノートとレモンバーベナの清涼感
- サンシャイン ユーカリ - 太陽を浴びたユーカリの活力ある香り
- トワイライト ラベンダー - 夕暮れの畑を思わせるラベンダーの落ち着いた香り
- ディープ モス - 森の奥深くを表現した苔とウッディノート
各フレグランスは、季節や時間帯、気分に応じて使い分けられるよう設計されており、1本だけでなく複数を組み合わせて使用することで、よりパーソナルな香り体験が可能です。
