Supreme売却!30%近い値下がりで再び所有者が変わる、この先駆的ストリートウェアブランドは再び活気を取り戻せるのか?

Supreme売却!30%近い値下がりで再び所有者が変わる、この先駆的ストリートウェアブランドは再び活気を取り戻せるのか? - 加奈ショップ

15億ドルでの売却が決定

米国VFコーポレーションは10日、世界的なアイウェアメーカー大手のエシロール・ルックスオティカ(EssilorLuxottica)に対し、人気ストリートウェアブランド「Supreme」を15億ドル(約108億9,800万人民元)で売却すると正式に発表しました。この取引は2024年末までに完了する予定となっています。

今回の売却価格は、VFコーポレーションが2020年にSupremeを21億ドルで買収した際と比較すると約30%の値下がりとなり、市場関係者の間で注目を集めています。この価格下落の背景には、近年のSupremeブランドの成長鈍化が影響していると見られています。

ブランド価値の変遷

Supremeは1994年にニューヨークで創業され、スケートボード文化をルーツとするストリートウェアブランドとして急成長しました。特に2010年代後半には「リセール市場」で爆発的な人気を博し、限定品が転売で高額取引される現象が社会現象となりました。

しかし近年では、過熱したリセール市場の沈静化や、若者のファッション嗜好の変化、競合ブランドの台頭などにより、かつてのような勢いが失われつつあるとの指摘も少なくありません。VFコーポレーションの2023年第3四半期決算では、Supremeの売上高が前年同期比で13%減少したことが報告されています。

新たな所有者の戦略に注目

買収側のエシロール・ルックスオティカは、レイバンやオークリーなど高級サングラスブランドを擁する世界最大級のアイウェア企業です。同社は近年、アパレル分野への事業拡大を積極的に進めており、今回の買収はその一環と見られています。

業界関係者は「エシロール・ルックスオティカのグローバルな販売網とマーケティング力を活かし、Supremeのブランド再生を図るのではないか」と推測しています。特にアジア市場での展開強化や、既存のアイウェアブランドとのコラボレーションなどが期待されています。

一方で、「ストリートカルチャーをルーツとするブランドの本質を維持しつつ、いかに商業的成功を収めるか」という難しい課題も残されています。新たな所有者の下で、この伝説的ストリートウェアブランドが再び輝きを取り戻せるかどうか、今後の展開が注目されます。

市場の反応と今後の見通し

今回の売却発表を受け、ファッション業界では様々な反響が広がっています。一部のアナリストは「適正価格での取引だった」と評価する一方、Supremeの創業者ジェームズ・ジェビアが関与しない経営体制に疑問を呈する声もあります。

今後の焦点は、エシロール・ルックスオティカがSupremeの「クールさ」と「排他性」というブランドコアをいかに維持しながら、収益性を高めるビジネスモデルを構築するかにかかっています。2025年以降の新コレクションやコラボレーション企画に市場の注目が集まっています。

リリース時間: 2025-12-07 05:51:48