伝統と革新の融合
スイスを代表する高級時計ブランド、ウブロ(Hublot)がこのほど発表したMP-15限定版ウォッチは、時計愛好家の間で大きな話題を呼んでいます。わずか50本という限定生産モデルでありながら、ブランド初のセンターフライングトゥールビヨン機構を搭載した画期的なモデルとして注目されています。
トゥールビヨンとは、重力の影響を打ち消すために開発された複雑機構のことで、通常は時計の下部に配置されるのが一般的です。しかし今回ウブロが採用したセンターフライングトゥールビヨンは、文字盤中央に配置されるという革新的な設計。これにより、時計の持つ技術的美しさをよりダイレクトに鑑賞できるようになりました。
サファイアクリスタルの透明美
MP-15のケースには高純度のサファイアクリスタルが採用されており、その透明度の高さは特筆に値します。サファイアクリスタルはモース硬度9という非常に硬い特性を持ち、傷つきにくいことで知られています。この素材特性を活かし、ウブロの技術者たちは内部機構を包み隠さず見せるデザインを実現しました。
特に注目すべきは、複雑な歯車機構とトゥールビヨンの動きを360度全方位から鑑賞できる点です。従来の時計では隠されがちな裏側の機構までもが、サファイアクリスタルを通して鮮明に見えるよう設計されています。まさに「機械の詩」と呼ぶにふさわしい美しさです。
遊び心ある技術的挑戦
ウブロのデザインチームは、MP-15の開発にあたり「遊び心と技術の融合」をコンセプトに掲げました。その成果が、文字盤中央で悠然と回転するトゥールビヨン機構の可視化です。この機構は単に見た目が美しいだけでなく、時計の精度維持という実用的な機能も兼ね備えています。
さらに、ケースバックには手巻き式のリューズが配置され、伝統的な時計の楽しみ方も忘れていません。現代的な素材と伝統的な機構が見事に調和した、コレクター必携の1本と言えるでしょう。
限定生産の価値
50本という厳しい数量制限は、この時計の特別さをさらに際立たせています。各モデルには個別のシリアルナンバーが刻印され、真贋証明書とともに特別なプレゼンテーションボックスに収められて納品されます。
ウブロのエグゼクティブは「MP-15は単なる時計ではなく、機械工学の芸術作品です。50本という限定生産は、この特別な時計を真に理解し、価値を認めてくれるコレクターのためにこそ用意されました」とコメントしています。
