シュプリームの中国初店舗が「世界最高の単品価格」でオープンし、懐疑的な見方の中、限定版アイテムが完売した。

シュプリームの中国初店舗が「世界最高の単品価格」でオープンし、懐疑的な見方の中、限定版アイテムが完売した。 - 加奈ショップ

(チャイナ・ビジネス・ジャーナル記者 于佳鑫)スケートボード文化から生まれた欧米のストリートウェアブランド、Supremeが先日、上海に中国初出店をオープンしました。これはSupremeにとって世界で17番目の店舗となり、同社にとって過去最大級の店舗の一つとなります。

中国市場への本格進出

Supremeの上海店オープンは、同ブランドにとってアジア市場における重要なマイルストーンと言えます。約880平方メートルの広さを誇る店舗は、上海市中心部の静安区に位置し、中国のファッションシーンに新たな風を吹き込む存在として注目されています。

オープン初日には数百人のファンが列を作り、限定アイテムは数時間で完売する盛況ぶりでした。特に中国市場向けにデザインされた特別コレクションは、コレクターの間で高い人気を集めています。

価格設定への疑問の声

しかし一方で、中国店舗の価格設定については疑問の声も上がっています。現地メディアの調査によると、同じ商品でも中国市場では他の地域に比べて20-30%高い価格で販売されているケースが多く、「世界最高の単品価格」と揶揄される状況が生まれています。

業界関係者によれば、この価格差は中国の輸入関税や流通コストに加え、ブランドが中国市場におけるプレミアムポジションを確立しようとする戦略的価格設定が反映されていると分析されています。

中国ストリートウェア市場の成長

中国のストリートウェア市場は近年急成長を遂げており、特にZ世代を中心に大きな支持を集めています。市場調査会社のデータによると、中国のストリートウェア市場規模は2025年までに500億元(約1兆円)に達すると予測されています。

Supremeの中国進出は、この成長市場における存在感を高めるための重要な一手と言えます。しかし、中国市場にはすでに多くの国内外ブランドが参入しており、激しい競争が予想されます。

今後の展開に注目

Supremeは今後、中国市場においてオンライン販売の拡大や他の主要都市への出店を検討していると伝えられています。また、中国のローカルデザイナーやアーティストとのコラボレーションを通じて、より現地に根ざしたブランド戦略を展開する可能性も指摘されています。

中国市場での成功は、Supremeのグローバル戦略において重要な位置を占めることになります。高価格戦略が中国消費者にどこまで受け入れられるか、今後の動向が注目されます。

一方、中国の消費者動向を分析する専門家は、「中国の若い消費者はブランドの本物らしさやストリートクレジットを重視する傾向がある」と指摘し、Supremeのようなブランドが中国市場で成功するためには、単に高価格を設定するだけでなく、本物のストリートカルチャーとのつながりを維持することが不可欠だと述べています。

リリース時間: 2025-12-07 05:51:52